じゃがいもの合唱劇22
合唱童話 むくどりのゆめ
【合唱童話版初演】
原作:浜田 広介
作曲:吉川 和夫
演出:恵川 智美
指揮:鈴木 義孝
Staff * スタッフ
照明 安達 俊章
舞台監督 平野 礼子(劇団山形)
美術・小道具 安藤 淳
演出助手 鈴木 瞳
照明:庄司 大也、時田 信明
長岡 竜也、高梨 航輔、
美術・小道具助手 安藤 純子
Orchestra * 楽士
フルート:古川 仁美
チェロ :山本 純
ピアノ :郷津由紀子(山形公演)
櫻井いくみ(東京公演)
Cast * キャスト
むくどりの子:鈴木 優衣
とうさん鳥 :岡崎 充男
あらすじ
ひろい野原のまん中に、たいそう古いクリの木が立っていました。木には、ほら(大木などにある中がからのあな)が、できていました。そのほらに、むくどりの子が、とうさん鳥とすんでいました。
秋もくれて、ススキのほが白くなると、とうさん鳥は、そのほをくわえて、巣の中にもってきました。ほは、やわらかでありました。
『むくどりのゆめ』について 吉川和夫(作曲家)
「きけばきくほど、ただ、なつかしく」、浜田広介原作『むく鳥のゆめ』の中の一文です。子どもの頃に読んだ記憶のある広介童話ですが、出演の音楽集団「みゅ〜じ館」さんから音楽劇として上演したいというご希望を伺い、読み直しました。そうはいっても、初めに出会ってから半世紀以上経っていますから、初めて読むようなものです。文庫本にしてわずか6ページに過ぎない物語。静寂な風景の中にある寂しさと優しさが、心に染みました。この作品には広介自身の辛い経験が反映されているそうです。それでいて、ここには、囲炉裏に取り残された熾火のように、消えそうでいながらなお強く燃え続ける温もりがあります。幻想的な響きとともに、「むく鳥の子」に向けられる確かなまなざしと、このかけがえのない温もりとを、音楽で描きたいと思っています。
公演詳細
【山形公演】
合唱劇「オツベルと象」<管弦楽版>(合唱オペラ初演)
◆日時:2015年11月29日(日) 14:00 開場 / 14:30 開演
◆会場:山形市民会館 大ホール
◆入場料:一般券 1,500円 / 学生券 1,000円 / 中学生以下無料
◆主催 : 合唱団じゃがいも、山形市、山形市民会館管理運営共同事業体
◆後援 : 山形県芸術文化協会、山形市芸術文化協会、山形県合唱連盟
◆チケット取り扱い : 辻楽器店、富岡本店、山形プレイガイド
【東京公演】
◆会場:かめありリリオホール
◆入場料:一般 2,000円 学生・高校生 1,000円
◆チケット取り扱い所:林光事務所、
かつしかシンフォニーヒルズ、かめありリリオホール
◆主催:合唱団じゃがいも
◆後援:山形県芸術文化協会、山形県合唱連盟
◆企画・制作:林光事務所
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