合唱団じゃがいもの「森は生きている」

石巻にてまたまた再演決定!

日時:2015年7月26日(日) 14:00 開場 / 14:30 開演
会場:河北総合センター ビッグバン 文化交流ホール(宮城県石巻市)

「森は生きている」あらすじ

 いつものように、森へたきぎ拾いにきた娘は、偶然出会った老兵士からふしぎな話をきいた。大晦日(おおみそか)の夜、森では12の月の精たちが集まって楽しく遊ぶんだそうだよ。
 宮殿では女王が博士(女王の家庭教師)を困らせている。わがまま放題に育った、たきぎ拾いのあの娘とおない年の女王は、老博士が書き取りの問題に出した詩から思いついて、4月に咲くマツユキ草を、いますぐ見たい、さもなければこの王国に新年はこないと言い出し、カゴいっぱいのマツユキ草を持参したものには同じ量の金貨を与える、というおふれを出させる。
 おふれを聞いた、欲ばりの母親とつれ子の姉は、たきぎ拾いから帰ったばかりの娘を、マツユキ草を摘んでこなかったら家へは入れないよと、真っ暗な森へ追いやった。

 

 

 

合唱団じゃがいものための広告     林 光(作曲家)

 「じゃがいも」は不思議な集団である。合唱団というのは、しばしば規律だとかきびしい練習だとか勢いだとかが表に出て目立つものだが「じゃがいも」にはそれがない。
 なんとなく楽しげで、はたから見るとのんびりとさえ思える行動が、かれらの規律であり練習であるらしい。ゆったりとした練習場は居心地がいいから、団員の娘や息子たちはその片隅で遊んだり本を読んだり過ごし、そのうち当然のように正式のメンバーになっていく。「子じゃが」と呼ばれて最初は自分らの出番をつくってもらっていた彼らは、やがて成人して親たちと肩を並べるようになる。最近は「孫じゃが」たちがそのあとを追いはじめている。
 好奇心、肩をいからさない、自然体の声と演技、これらのじゃがいも流をつくり出した中心に、結成いらいの指揮者・鈴木義孝さんがいる。ヴォイス・トレーナーに声をつくってもらっておいて、おもむろに「指導」するというような合唱指揮者からもっとも遠いところに彼はいる。このような、合唱共同体とでもいいたい集団はめったにない。
 だからぼくはいくつもの実験的な合唱作品の初演を鈴木さんと「じゃがいも」に委ねてきたし、それを後悔したことはない。
 「合唱がすべて」とむきになったりしない「じゃがいも」の良さをことばで伝えるのはむずかしい。実物にふれてお確かめください。

(第16回世田谷ファミリーコンサートのチラシから転載)

 

作曲家・林 光(はやし ひかる) 

 1931年-2012年。東京生まれ。東京芸術大学作曲科中退。「交響曲ト調」(53)で芸術祭賞を受賞。
「オーケストラのための変奏曲」(56)で第4回尾高賞を受賞。同年、映画「裸の島」で第2回モスクワ映画祭作曲賞を受賞。
日本語と音楽との自然な結びつきを探究し、オぺラシアターこんにゃく座の座付作曲家として「セロ弾きのゴーシュ」「森は生きている」「変身」などのオペラを多数作曲、オペラ「吾輩は猫である」(98)により第30回サントリー音楽賞を受賞。ヴィオラ協奏曲<悲歌>(95)は第44回の尾高賞を受賞した。
 他方、俳優座、黒テントと共働した音楽劇、そして映画音楽、宮澤賢治、ブレヒトの歌曲なども多数。

演出家・加藤 直(かとう ただし)

 上智大学外国語学部中退。俳優座養成所15期卒。1970年、「黒テント」の創立に参加、以後「黒テント」「赤いキャバレー」の製作、演出を中心に、オペラ、ミュージカル、コンサート等の劇作演出、童話、作詞、翻訳などを手掛け、現在にいたる。

 

鈴木義孝(合唱団じゃがいも 代表)

 この『森は生きている』は12人の歌い手とピアノ1台で上演する〈オペラ〉として作曲され、他の形での上演は作曲家が許可しなかった。
 今回の公演は、そのままの楽譜を使い〈合唱オペラ〉として新たな舞台を創造するもの。光さんに「いつかはやりたい」と約束していたことがようやく実現する。加藤直さんの演出、そして管弦楽版で。
 じゃがいもがこれまで取り組んできた〈合唱劇〉という全国的にも新たなジャンルのひとつの集大成となる。

 

「合唱団じゃがいも」プロフィール

 「合唱団じゃがいも」は1974年から山形を中心に、山形と東京での定期演奏会をはじめ文翔館コンサート、特別演奏会、学校公演などの活動を続けている混声合唱団です。定期演奏会では、作曲家の林光さん(芸術監督)や萩京子さん、吉川和夫さん、演出家の加藤直さんや山元清多さん、恵川智美さんを迎え、宮沢賢治の作品等を合唱劇や合唱オペラとして委嘱初演するという、合唱界では斬新でユニークなオリジナル作品の創作に取り組んでいます。また、親子がいっしょに歌うことも大切にしています。
 合唱オペラ「森は生きている」は、平成26年度県民芸術祭開幕公演として9月に山形市で、今年の1月には東京で公演し高評を得ました。
 これまで、県民芸術祭大賞(2001年)、同優秀賞(1993年、2009年、2013年)、山形市芸術文化協会賞(1996年)、同奨励賞(1989年)、山形市文化振興基金賞(2006年)を受賞。

 

委嘱初演した合唱劇等の主な作品

◆林 光作曲:『かしわばやしの夜』『狼森と笊森、盗森』『鹿踊りのはじまり』『地の歌風の歌』
       『革トランク・東京の賢治』『なめとこ山の熊』「冬と銀河ステーション」
       「北上川はけい気をながしィ」「わたくしという現象は」「無声慟哭」
◆萩京子作曲:『黄いろのトマト』『どんぐりと山猫』『注文の多い料理店』
◆吉川和夫作曲:『雪渡り』『ポラーノの広場』『銀河鉄道の夜』『マユコの森』「やまなし」

 

公演詳細

合唱オペラ「森は生きている」サムイル・マルシャークの戯曲による22場のオペラ

台本・作曲:林 光
演出:加藤 直
音楽監督:吉川和夫
指揮:鈴木義孝
ピアノ:郷津由紀子

照明:安達俊章
衣装:武田園子
宣伝美術:神保 亮
舞台美術:安藤 淳
舞台監督:平野礼子

◆日時:2015年7月26日(日) 14:30 開演(14:00開場)
◆会場:河北総合センター ビッグバン 文化交流ホール(宮城県石巻市)
◆入場料:無料

◆主催 : 石巻支援三七会
◆共催 : 公益財団法人石巻市芸術文化振興財団
◆後援 : 石巻市、石巻市教育委員会、東松島市教育委員会
      (社福)石巻市社会福祉協議会
◆協力 : (株)ナリサワ、(株)石巻岡埜栄泉


→東京・山形の公演記録はこちら

 

 

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購入手順

1  合唱団じゃがいもへの「メール」のページで、必要事項(※)を記入し、申込メールを送る。

2  合唱団じゃがいもから、申込受付メールを受け取る。

3  申込受付メールで案内される銀行口座にチケット代を振り込む。

4  入金確認次第、合唱団じゃがいもから、チケットが郵送される。
   (公演日直前の場合は、当日会場受付でチケットを受け取り、精算する。)

予約受付を行い、チケット準備が出来次第発送いたします。

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